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腐蝕女子【R18】

第8章 風紀委員は……


隣の車のウィンドウが開く、銃口が藍に向いている……


藍、咄嗟にドアに隠れて腕だけ出して、発煙筒を投込む



「上手く入ってくれ!」


藍、恐る恐る覗く



「アカン!失敗したで!道路に転がってるやん!」



「後ろに移動して下さい!急ブレーキをかけますから!」


「キューッ、キキィー、キー」



「アダッ!落ちたで!」



「ヤバイすね!」


剛、方向転換して車を走らせスピードを出す



「まだ、追って来る!なんかあらへんの?」


藍、ティッシュ箱を取り出す



「ティッシュしかないんか!」


藍、ティッシュ箱の中身を全部取り出して、車の窓を狙い手で撒いて行く



「余り効果は無いやん!ダメやな!」


藍、上着を脱ぎ、ライターで燃やす



「化繊やからよう燃えるで!上着爆弾や!」


藍、車から洋服を窓目掛けて投げる



「あっ、ワイパーに引っかかりよった!」


剛、スピードを上げて走る



「まだ、ヤバイな!どないするか?」


藍、脱ぐ物は…ズボンは嫌やな!シャツか…あっ、芳香剤があるやん



「やった!瓶やん!ガラスにヒビぐらいは…入れられるやろ!」


藍、窓から芳香剤を車の窓を狙い投げる


「ドン!」



「アカン!ちょびっとやん!」


藍、剛の椅子の下の足元のミニ消火器を後ろ座席から取り出す



「えーと、手順は…ピンを引き、レバーを握り、ホースで火元を狙い噴射!よし!」


藍、ピンを引き、レバーをベルトで巻き固定して車の窓を目掛けて投げる



「あらら、後ろに吹っ飛んたで!意味無いやん!(怒)後ろでシュー言ってもアカンよ!」


藍、シャツを脱ぎ、ライターで火をつける



「洋服爆弾!投下!」



「下に落ちたらアカン!」


藍、剛の背中に敷いてある健康座席シートを取り出す



「剛、ちょいと尻を上げてな!邪魔やケツが!」



「無理!今は運転をしてるんです!」


藍、紐を解いて無理矢理取り奪う。鞄からカッターを取り出して分解して行くと、玉が幾つも出来上がる



「たくさん出来たから投げるで!」


藍、窓ガラスを目掛けて投げる


「パシッ!パシッ!パシッ!」



「これは行けるな!」


「バシ、バシ、パシッ!パシッ!」


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