第8章 風紀委員は……
藍
「明日のジムの用意をして〜♪うちは〜♪パワーアップする〜♪今は暇やから〜♪勉強をする〜♪英語やね〜♪」
藍、ご機嫌で英語の勉強を始める……気が付けば、12時を回っていたので、藍は寝ようとする
プルルルル、プルルルル
藍
「はい、うちです…ゔぇ〜つ!ホンマか?判ったから今から行くわ!現地でな!」
藍、急いで支度をしてマンションを出て、タクシーを拾い移動する
病院に到着すると剛が待っていた
剛
「危ない状況です。今日が峠だそうです。親分を守り…自らを盾になり…とにかく、行って下さい!」
藍、急いでICUに駆け込む…
藍
「智明は?……あれ?」
藍、ICUで固まる……輝も智明も居るやん?
輝
「急いでどうした?」
智明
「凄い血相変えて…どうしたの?」
藍
「剛が刺された…と連絡があり?その人は?誰や?」
輝
「藍は勘違いして来たのか?剛の奴が勘違いして伝えたな!」
智明
「護衛が刺された!仁徳会の人達との話し合いしてたら、逆上した奴がやった!配置換えを嫌がってな!話は流れたな!」
輝
「バカな奴らだ!大阪には居られないな!いや、居させないな!」
藍
「……なんや…良かった!心配したで!今日が峠や言うから…ハア、疲れた!」
輝
「あはっ、あははっ!心配損だな!」
輝、藍を抱き寄せ優しく抱き締める
智明
「ドサクサに紛れて、藍を抱き締めてる!(怒)」
輝
「ふっ、智明も随分とやきもち焼きだな!(笑)」
智明
「藍だけだ!大きなお世話だ!(笑)」
藍
「元気な姿を見たから先に帰るわ!(笑)」
輝
「剛に送って貰えよ!」
藍
「そうさせて貰うわ!後でな!(笑)」
藍、剛に車で送って貰う……
……車を走らせると途中で車2台に挟まれる
剛
「ヤバイす!掴まっていてくださいね。突破します!」
剛、右、左に蛇行運転をする
「ガシャン、ドン、ドン!」
藍
「剛、拳銃は無いんか?」
剛
「無いっす!あったら使ってます!」
藍、前の助手席に移動する。足元の発煙筒を取り出す
藍
「上手く行けよ〜♪」
藍、発煙筒に火をつけて、ウィンドウを開ける
藍
「剛、車に近づいてや!」
剛
「解りやした!」
藍、近づいた車を見る…隣の車のウィンドウが開く