第8章 風紀委員は……
智明、腕を伸ばし藍の肩を寄せて耳元で
智明
「行ったよ!」
藍
「まあ、上田さんたら大胆やね!(笑)」
藍、普通に戻り、飲んで食べる
輝、首で組員を動かす。クラブ内に一瞬の緊張が走る
輝
「藍は明日からは車通学は無しだな!車だとターゲットにされるから、普通に皆んなと通え!」
親父
「トレーの下にカメラを持って来るとは…もうちっとは小さいのにすればええのに、アホやな!バレバレやんな!」
藍は気にせずに食べて飲む
クラブママ
「うちで働かへん?可愛らしいのに勿体無い!」
藍
「時給はナンボや?」
輝
「聞き捨てならないな!駄目だぞ!」
智明
「絶対に駄目だ!」
藍
「1日だけやったらバレるやん!2、3日の話や!従業員の振りをするんは月曜日と金曜日の夜だけや!智明はうちと同伴出勤な!」
クラブママ
「まあ、月曜日はお客さんが少ないから丁度ええよ!」
藍
「アルバイトさせて貰うは、輝は時給幾らで雇ってくれるんや?」
輝
「皆んなと同じだな!客を引っ張れないからな!」
藍
「判った!今日は智明にお持ち帰りされて、夜には同伴出勤すれば話しが通るからな!」
親父
「藍、きよつけろよ!」
藍
「うちよりも親父と輝や!刺された智明もか?(笑)」