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冷めたミントティー
第2章 すくーるらいふNO
「あ」
俺は思わず、小さく声を漏らした。
だって、すごいんだもん。
綺麗なフォームを崩さず、誰より早く走り抜ける。
その姿は圧巻。
やる気なさげでそれは卑怯でしょう。
走り抜けた後はドサッと座り込んで、駆けつけ労いの言葉をかけてるであろうくりくりな人にふわっと笑いかけていた。
その笑顔に、俺までも口元が緩む。
けど、向けられたのは俺にではない。
その現実がつまらなかった。
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