第2章 すくーるらいふNO
「え、あの人有名なの?」
「んー、どっちかと言うと大野さんの隣の人が有名かな。」
「あー、くりくりな人?」
「そうそう、理事長の息子で成績優秀、学年トップであのルックスだからね」
「うわー、嫌味なヤロー(笑)」
「だろ?でも、性格も良いんだよね。だからすげー人気者だよ。」
「ますます嫌味なんですけど(笑)というか、何でそんな詳しいの?」
「んーー。ファンだから?」
「え?」
そう驚く俺に潤くんは笑って
「嘘だよ!俺、大野さんと幼なじみだから。」
「へー」
「何その間(笑)」
「いや、初耳だなーって」
「わざわざ言う事でもないでしょ?」
「そりゃそうだ」