第3章 異変
「......ユリが出る、なの。」
「へ?」
着信の相手がメンバーと分かったからか、
ユリ自ら電話に出ると言い出した。
「パパ運転中なの......ユリが代わりに出る、なの。」
「いやー......
有難いけど今回は出なくていi..ピッ「もしもし、なの。」
...ユリー......(泣)」
出なくていいと言う前に電話に出るユリ。
(ユリって何だかんだで
融通利かない時があるからな......(泣))
『もしもし?もしかしてユリちゃんっ!?』
ちなみに電話の相手は......
「タマちゃん、なの?」
『そうそう俺俺!』
タマだった。
(タマか......タマのことだから、どうせ
『ユリちゃんどうしてるっ!?』的なことだろうな。)←
「パパに用ある、なの?」
『いやないよ!(笑)』←
(ほらな......。)
『ユリちゃん何してるのかなって思ってさ♪』
「やっぱり......(汗)」
「今から動物園に行く、なの。」
『マジでっ!?
俺も行きたいなぁ~......なんてね(笑)』←
(おいおい、昨日一緒に遊んだし夕飯も食べただろが!(怒))
運転しながら電話の向こう側のタマにツッコむ。
「いいよ、なの。」←
『マジでいいのっ!?』
スマホからタマの歓喜あまった声が
こちらまで聞こえてきた。
おいおいユリ......(汗)
「ん......」
「どこの動物園?もしかして五十鈴動物園とか?」
「ん、そこに行くなの。」
「じゃあ近いほうだね!良かったら
他のメンバーも連れて行く?」←
「......はあぁっ!?」
「パパうるさい、なの。」←
「ぁ、はい......(汗)」
おいおい(泣)
『何か凄い声聞こえてきたけど(笑)』
「パパなの。」
『だろうね(笑)
じゃあ少し遅れるけど俺らも合流するね♪』
「ん、待ってるなの。」
何か勝手に話が進んでるんっすけど(汗)
そして電話を切ったユリ。
「はぁ......」