第3章 異変
軽く車について説明をしながらエレベーターに乗り、
B2階の駐車場まで下りる。
「ここにあんのが全部車だよ。」
「いっぱいある、なの......。」
「そりゃあ駐車場だもんな(笑)
ここは車の家でもあるんだよ(笑)」
「家、なの?」
「そっそっ、俺の車は向こうにあるよ。」
ユリを車まで案内し車に乗る。
「ユリ、もし乗ってて気持ち悪くなったら言えよ?」
「......?
わかった、なの。」
ユリは一回首を傾げ、頷く。
助手席に座ったユリは辺りをキョロキョロさせる。
「シートベルトは、ちゃんと閉めないと駄目!」
シートベルトをユリに着用させる。
「......?」
「次乗る時からもシートベルトは閉めるんだぞ?」
「わかった、なの。」
「(微笑)じゃあ出発するぞ。」
「ん......わくわく、なの。」
「(笑笑)」
『『『俺らも行きたい......(泣)』』』←
車を出そうとした時、
咄嗟にメンバーの声が聞こえたような気がした......。
「......ん?」
「パパ、どうしたの?」
「なんでもねぇよ(笑)」
(気のせいなのに異様に実物感が......(汗))←
少し気にしながら再びエンジンをかけ、車を出した。
「......気のせい、だよな......(苦笑)」←
「......?」
何でこんなに気になんだろ......(汗)
(まさかの電話とか来たりとか......。)
"Just shake it, shake it baby"...
......来たー(棒)←
"君とShake it up baby 止まらない"♪...
『Shake it up』の着信音の時は
キスマイのメンバーと設定している......。
「ったく、誰だよ......タイミング悪く電話してくる
メンバーは......。」
「......ユリが出る、なの。」
「へ?」←