第17章 沢山の思い出を...
あの後はケーキも食べ、メンバーはそれぞれ帰っていった。
「ユリ、風呂入って早く寝ろよ!」
「ん。でもまだ眠くないの......」
「いいから寝なさい!子供のうちから夜更しはいけません!」
(プレゼント気づかれちゃ意味ねぇもんな......)
「......わかったの。」
ユリは渋々そうに浴室に向かった。
__それから30分くらいが経ち...
「あがったの。」
「あぁ、わかった.....って、ユリ!」
「......?」
「ちゃんと髪の毛乾かさないとダメだろ(苦笑)」
「......めんどくさいの。」←
「ちゃんと乾かさなきゃ、風邪引くぞ?
ほら、乾かしてやるからこっち来い。」
「ん......」
ドライヤーをコンセントに差し、ユリの髪を乾かしていった。
(ユリの髪サラサラ......)
「せっかくサラサラなのに、乱れたらもったいないだろ?
頭洗ったら、ちゃんと乾かさないとダメ!」
「いや、めんどくさいの。パパがやるの。」←
「俺はお前の召使かよ(笑)
ちゃんと自分で乾かさないとダメ!」
「いやなの、時間かかるの......」
「時間かかるのが嫌ならいっそ髪切っちゃうか?
さっぱりするぞ。」
「いや、切らないの。」
「じゃあ頑張って乾かすんだな(笑)」
「......。」
(あ、黙った......)
「......パパが乾かすの。」←
「おい......。」