第17章 沢山の思い出を...
その後ユリはほぼ強制的に寝かされた。
宏光も風呂を済ませ自室に入る。
「......。」
(ユリ、まさか起きてねぇよな?)
ベッドを見てみると...
「スゥ...スゥ...スゥ......(-_-)zzz…」
ユリはすっかり夢の中だった。
「これなら、大丈夫だな。」
宏光はそっとベッドの下から出しプレゼントをユリの枕元に置いた。
「置いたのはいいけど、ベッドの狭さで落ちなきゃいいな......(汗)」
(まぁユリは寝相悪くないから、大丈夫だとは思うけど......)
__翌朝
「パパ、パパ......」_ペチペチ
ユリは宏光の上に跨り頬をペチペチと叩いていた。
「っいて!いってぇな藤ヶ谷!」←
どうやら宏光は夢の中で太輔に叩かれているようだ。
「パパ、パパ......起きるの。」_ペシペシ!
さっきより強く叩くユリ。
「ぅぅ......藤ヶ谷ぁぁ......(涙)」
「......プリキュア・プリンセスエンゲージ......」←
ユリはプレゼントの変身アイテムで変身しようとする。
だがそれはオモチャな為もちろん変身はできない。
「......咲きほこる花のプリンセス、キュアフローラ。」
だがユリはセリフを続行。
「......つめたい檻に閉ざされた夢、返していただきますわ。
お覚悟はよろしくて、なの。」_ベシッ!←
最後まで決めゼリフを言い、最終的にはほぼビンタの形で頬を殴った。
「っいで!藤ヶ谷、なにしやがる!!......あれ?」
殴られたのと同時に目を覚ます。
「パパ......起きたの?」
「お、おう......」
(もしかして藤ヶ谷に殴られている間ずっとユリに殴られてた!?)←その通り
「パパ、サンタさんが来たの。パパが頼んでくれたの?」
「ま、まぁな!どうだ?気に入ったか?」
「ん、フローラに変身してパパを起こしたの。」←
「ぁ、そう......汗」
(とんだ起こされ方だ......)