第8章 失われた記憶
「っユリ......」
「だから言ったでしょ?
ユリは帰りたいどころか君達のことさえ覚えていない......
それでも、ユリを連れ出す気か?(嘲笑)」
「ってめぇ......ユリに何をしたんだよ!!
数時間前までははっきり俺の事を分かっていたんだっ!なのに何でなんだよ!」
「......。」
「っおい答えろよ!」
「っそうだ......いくらなんでも北山との記憶を失うなんてありえない......
お前......彼女に何をした?」
「っユリちゃんは......もう俺達のこと、わからないの?」
「......。」
翔は3人の問いに答えようとしない、そしてしばらくの間を取り......
_フッ「記憶を、リセットさせたんだよ......
お前達のことを全て忘れるようにね(嘲笑)」