第8章 失われた記憶
所長室に案内された宏光達。
「......おい、アンt..「ユリを探しに、わざわざここまで?」......っ!?」
宏光が言おうとした前に翔が言葉を発する。
「ユリを一時期とはいえ、面倒見てくれてありがとう......お礼を言おう。」
「っ......ユリはどこだ!」
宏光は帽子を取り翔に言い寄る。
_フッ「随分腹立たしいな......こちらがお礼を言っているというのに......
それでユリの家族になったつもりなのか?(嘲笑)」
さっきまでの穏やかな雰囲気と一変し、嘲笑う翔。
「っ......!」
「生憎......ユリは君の元に戻りたいとは思っていないと思うよ(嘲笑)」
「っどういう意味だよ......」
「そのままの意味......
ユリ、部屋から出ておいで?(微笑)」