第18章 アクマノミ
首だけで生きているかのように何事かをずっと話している。
もちろん理解しようとすればすぐに何を言っているのかわかったが、何を言っているのかわからなくなるくらいに私は混乱していた。
そんな私の混乱もそっちのけでまたマイペースに歩き出した船長さんは私の腕をつかんで引きずるように部屋から出た。
すれ違いざまにペンギンさんに何かを指示していたが、今考えてみればあのバラバラになった人たちの処理かもしれない。
そして混乱を極めた私はあれよあれよという間に治療され今に至るのだ。
笑っていないで説明が欲しい。
だってあれは聞いていない。
この世界の戦い方がそうなら、私なんてもしかしたら逃げるのすら危ういかもしれない。
本当に、何もできない。
まだ笑い続ける周りに、未だオロオロしていると笑い終えたのかペンギンさんが私の肩を軽く叩いた。
「安心しろ、この世界であんな超人的なことができるやつは限られている。」
「…?」
「悪魔の実の話はしたな?」
まだ笑い続ける彼らを眼中にいれず、ペンギンさんが言う。
私も悪魔の実を求めてこちらにきたのだから、わからないわけがないと大きく頷いた。
「よし。お前には言ってなかったが、うちの船長は悪魔の実の能力者だ。」
「え…?」
「お前もみただろ」