第7章 コノセカイ
「お前はそれだけの予備知識で良くここにきたな。」
噛みしめるように言われれば、なんだか恥ずかしくて…。
「何も言えません…。」
文字通りの私の体裁に、船長さんは今必要な最低限の知識を教えておく、と口火を切った。
「いいか、この世は大航海時代だ。海賊ってもんがはびこっている。それこそ、お前が想像できないくらい。」
「そんなに…?」
「戦闘は耐えずあると考えて良い。海賊の強さはピンからキリまでいるからな。お前が気になっていたグランドラインってのはこの海のことを指す。何が起きてもおかしくないと言われているほど危険な海だ。」
「何が起きても?」
私たちの世界でも自然を甘くみるなだとか散々言われてきたけれど…船長さんのニュアンスに、違うものを感じて聞き返す。
「そうだ。だから仮設上だとしてもお前の話くらいありそうな話なんだ。ここでは異世界から人がくるようなありえないことが起こる。」
「なるほど…。」