第38章 オシカリ
言っている意味がわからなくて首を傾げれば、船長さんは足首を投げるようにしておき、ベットに腰掛ける。
「その石の中にビブルカードを入れ込んである。」
静かに言われた言葉に考え込む。
確か、特殊な紙で持っている人同士を引き寄せる…みたいなことをペンギンさんから教わった気がする。
もしかして、この石の中にあるキラキラしてるもののことなのだろうか。
私は黙って船長さんの言葉が続くのを待った。
そうしていると、彼はある紙を一枚、私の方へ見せてくる。
「これは?」
「手配書だ、俺のだがな。」
確かに船長さんの名前、写真と…そのしたにやはり可笑しな額の書いた紙だった。
「これは…?」
金額をさせば、これが船長さんを捉えたものに出される報酬だという。
声には出さないが丸が8っほどついていたから、私は背筋が冷たくなる。
「じゃあ…これは?」
話をそらすためとは言え、気になっていた部分を示せば船長さんはため息を一つつく。
「捉えるのでも、殺すのでも賞金が出るという意味だ。それくらいのお尋ね者がこれで指名手配される。」
そう言ってもう一つ、紙を取り出した。
予想はしていたが、やはり私の写真が載った紙だった。
「今回、お前が狙われた理由はそれだ。連中は手配者がどんな事を冒して追われているのか、知らなくても襲ってくる。勿論、知ってるやつもいるがな。」
「…私は。」
「残念ながらお前がこの世界で追われる理由なんてまずない。俺のクルーで手配者になっていないやつなんて数えきれないほどいる。だいたい海賊なんてのはその船長と主要幹部が手配者になるもんだ。だから、お前が手配される理由はまずない。」