第36章 テハイショ
「君と会う?そんな分けないだろ。今日初めてに決まってるじゃないか。」
「じゃあ、どうしてそんなに私を知っているように話すのですか?」
あくまでも楽しそうに話す彼に問えば、彼は首を垂直にひねる。
…壊れた人形みたいだ。
「え?もしかして君、自分で賞金首になったこと知らない口?」
「賞金首…?」
「ん?やっぱりそうなの?今時珍しいなぁ。ホラ。」
そういいながら彼が取り出したのは一枚のポスターのような紙だった。
私の写真に、ローマ字表記の私の名前、金額がその下に記載されていたがゼロの多さに数えるのを断念してしまった。
…全然なにが言いたいのかわからない。