第27章 メザメ
「トウカ!!」
途中で追ってくる形で会ったペンギンさんは息を切らしているので、誰かに知らされたにちがいない。
そばまで来ると、親のように安心したような苦笑を漏らした。
「良かった…」
まるで祈るように言われ、少し胸が痛む。
「もう大丈夫なのか?」
「あ、そうなんですけど…ベポくんが…」
「だってトウカ、ベッドの下で倒れたまま動けなかったじゃない!!」
「大丈夫じゃないじゃないか!」
「え、でも多分、ずっと寝てたからだと思うので!」
「…とにかく大事を取るべきだな。ベポ、気を付けて連れて行くんだぞ。」
「アイアイ!」
その間もベポくんは歩いていて、ダイニングへはあっという間だった。