第27章 メザメ
「トウカ!!!?」
まるで焦ったように大きな声をあげたベポくんは、床に倒れたままの私に駆け寄ってくる。
「目が覚めたの!?」
「う、うん。」
「キャプテンに落とされちゃったの?!」
「…うん。」
「起き上がれない?!」
矢継ぎ早にされる質問に私はとうとう首肯で答える。
それと同時に、涙が散らばった。
「何処か痛い??」
否定する。
「苦しい??」
否定する。
本当は苦しかった。
ベポくんから発せられる言葉はすべて私を気遣う言葉で、胸が詰まって苦しかった。
嗚咽をこらえようとするたびに呼吸困難になりかかる。
とうとう顔を覆った私に、ベポくんは優しく頭を叩いた。
「何泣いてるの!!お腹空いたでしょ??マスターのところへ行こう!!」
そう言って、私の首の後ろと膝裏に腕を差し込んだかと思えば、物理的な浮遊感に顔をあげる。