• テキストサイズ

空ハ青

第23章 バカオンナ



本当にナヨナヨしてるな。

さて、こいつはとりあえずいい。

クルーの気付をして来なければ。

そう思い、踵を返そうとした俺の耳に、

「…トウカは、当分目を覚まさない。」

これまたか細い声が届いた。

「何?」

しかしその内容は俺の気を引くもので、頭だけそちらに向ける。

「皆を故意ではないといえ、傷つける結果となった。故に、皆に嫌われたと思っている…」

俺と目があったそいつは、気まずそうに目を泳がせながら言葉を紡いだ。

本来なら言わないことなのか。

俺はその言葉を聞いて盛大に舌打ちをした。

「馬鹿野郎が…」

「トラファルガー殿…」

「そのまま寝かせておけ、そんなアホ」

こっちの気も知らねぇで。

そんか思いを込めて鞘に入った刀で、バカ女を殴る。

「え!?」

ゴスっという音に、今まで以上に夏の神がオロオロしだしたが、関係ない。

「眠りの中で存分に反省しろ。俺たちは誰も怒ってねぇ。勝手に被害者ぶって足手まといだ。」

「えぇ!?」

誰がお前を怒るって言ったよ。

俺はお前の本質について聞いておかなかった。

非があるのは必ずしもお前じゃねんだよ。
/ 183ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp