第1章 社長令嬢
何分…いや何時間たっただろうか
しばらくして私は水瀬さんに
部屋に連れていかれた
私を愛娘ということにしたため、
私がいなくなると困るから
超高級ホテルの最上階。
スイートルームが私の部屋、らしい…
本当、金持ちってどこまでいくのか…
わからないから未知の世界が開いていく
私は財前社長の愛娘という
嘘の正体を明かされてからも
今日1日でたくさんの人と話した
俺様男、裏表ありそうな紳士、
歌舞伎役者、アイドルとか…
とりあえず正体明かされる前に
話した人たちは嘘かと思うくらい
みんなかっこいい。
まぁ、私みたいな庶民、
本当は相手にしてくれないんだけどね
私は慣れないふかふかの
高そうなベットで考えていた