第1章 -3D girl-
寝室入ってベッドに横になると
文句言いながらも横に潜りこんできたサヤカ
ただ単に身体を重ねるだけでなく
サヤカがベッドに入って横になると
自然に腕枕したり、その他の小さな行動
一つ一つが、あまりにも
幼馴染みには不自然で冷静に考えると
俺たちの関係ってなんだろうって笑えてきた
サ「ねぇ、裕太。
なんでちょっと半笑いなの?」
「べつに?」
サ「ねぇ、裕太…」
「ん?」
首に腕を回して足絡ませて
ピッタリと身体くっつけながら
上目使いで見つめてくるサヤカ
確実に俺を求めてるサインで
それでも気づいてないフリをするのは
言葉にして言わせたいだけ
彼女でもない、ただの幼馴染みに…