第1章 赤い月…
そっと涙を拭い頬に触れる
ゆっくり距離を縮め
「咲希、好きだよ。」
軽くキスをした
至近距離で見つめ合う
「太ちゃん…もっとして?
もっと太ちゃんの気持ちが分かるのして?」
潤った瞳で見つめる咲希を
艶やかな笑みで見つめ再び重なる唇
気持ちが伝わるように深く
ねっとりと口内を乱していく
「…んっ…はぁ…」
甘い咲希の声が漏れる
お互いを確認し合うように舌が絡み合う
お互いたっぷりと堪能し合った唇が
離れると、艶やかな糸をひく
咲希を見つめながら舐めとり
リップ音をたてて唇を離す