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赤い月…~F.T~

第1章 赤い月…





咲希待たしたらいけないって思って
急いで上がって戻ろうとしたら
リビングの扉の向こうで話し声がした





ん?電話中か?



入るのを躊躇っていると




_そっか。よかったね。おめでとう。
_じゃあ、もうこれで私達おしまいにしよ。
_今まで、いろいろ、ありがとう。
_元気でね。ばいばい。




はっきりと聞こえた





なんだ、今の。
てか、相手、彼氏だよな。
別れたってことか?



聞いてはいけない会話を
聞いてしまった気がして
モヤモヤする気持ちを押さえながら
遠慮がちにリビングに入る




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