第1章 赤い月…
それから咲希は鈍感だ、とか
天然だ、とか話している麻衣に
だろうなって心の中で思いながら
隣で、そんなことないと言い張る咲希が
可愛くて堪らなかった
飲み始めて2時間くらいして
隣で飲んでる咲希が少し酔っ払ったのか
顔を火照らせ目を潤ませていた
話かけてくるときも
太ちゃん、って言いながら
甘えてくっついてくる
藤「咲希ちゃん大丈夫?酔っ払った?」
咲「ぜんっぜん、大丈夫♪
なんで?酔っ払ってないよ?」
藤「いや、咲希ちゃん、わかりやすいからw」
咲「…ん?」
藤「ははっ、まぁいいやw
辛くなったら言ってね?」
咲「はぁーい♪」