第3章 キセキの世代…?
真琴【ねぇ、あれは何?】
私は運転手さんに聞いた。
【あれは、バスケットボールというスポーツですよ。】
真琴【ふーん…。】
信号が変わり、車は再び動きだす。
段々と遠くなるバスケコートを、私はじっと見ていた。
私はその時にバスケに興味を持つようになり、例のバスケコートへ頻繁に通っていた。
そこによくいた、私より2つか3つほど年上の子達は、私みたいな年下、しかもバスケ初心者も快く受け入れてくれ、バスケを教えてくれた。
元々、物覚えが良く、運動神経の良かった私はどんどん上達していった。