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Ifの物語。

第10章 関ジャニ∞:丸山隆平







あの頃ほんまは
気づいてたんやろ?。


俺が何度も不動産屋に行って



何枚もの家の写真載った紙を
毎日、眺めていた理由も


家に来た時、
変に部屋が片付いてたことも。


毎年行ってた夏祭りも、
花火も俺だけ断った理由も。




やから、は。



俺に対してあんな約束させたんやろ?






「なあ、隆兄?」


「なんやねん、忙しいんやけど。」


「うちと約束してや。」

「は?」


「うちと、離れんって。約束」





いつも、俺に対して

約束なんか取り付けないが




泣きそうになって言ってくるから。





俺は、ただ頷いて


見たくもないその不安げな顔を
笑顔に戻したいなんて、


自己満足な感情だけで


そんな約束を受け入れた。





分かっていた。



守れるなんて、

そんな確証もなかったのだから。





「…破ったらボコす」


「お前はほんまに女か」




テレビでは見せない俺の顔。


隣でケラケラ笑うの顔が、




いつか離れることで
その笑みすら見れんくなるんかな…






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