• テキストサイズ

黄鈴【東京喰種】

第1章 とおせんぼう。


「…やっぱりです。」
「やっぱりって?」

もしかして鈴屋くんは
私の気持ちを知ってたのかな…

「ゆりこは分かりやすいから
気づいてました~。」
「!?」

私ってそんなに分かりやすいかな…

「亜門さんは諦めてください」
「どうして!?」

なんで鈴屋くんがそんなこと言うの?
私の勝手じゃない!!

「僕が…ゆりこの事好きだからです」
「え?」
「え? じゃないです!」

ほっぺ膨らまして
大袈裟に怒ったフリをする鈴屋くん。
う…可愛い。。

「だっ…ダメだよ…」
「どうしてダメなんです?
僕だって人を好きになるです。」

…そうかもしれないけど。

「ごめんなさい…。私は亜門さんが好…」
「知ってます!!だから振り向いてくれるように頑張ります」

見たことのない鈴屋くんの真剣な顔。
本気みたい…。

「わっ…分かった…。
じゃっじゃあ!また明日!!」

私はその場の雰囲気に耐えられなくなって
走って帰った。

「ほんとにわかりやすいです。」
/ 26ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp