第3章 すこしちがう。
次の日の朝。
会議室に入るのに少し戸惑ってしまう
皆に鈴屋くんと付き合ってる事を報告すべき?
う~~~ん……
「おはようゆりこ」
「あっ…!亜門しゃんおはようございますっ!」
かっ!噛んだ…!!
恥ずかしい…。
「何してるんだ?」
「いえっ!別に何も!」
あわてて会議室のドアを開ける
そこには既に仕事をしてるアキラちゃんがいた。
「アキラちゃん!おはよう!
昨日はごめんなさい…!」
アキラちゃんは作業の手を止めて
「おはようゆりこ。
元気そうで何よりだ。」
「えへへ、ありがとう!」
「で、後ろのソレはどうした?」
?
ソレ?
後ろを振り向くと、
いきなりの鈴屋くんのどアップ。
「ひゃわっ!?!?」
「おはざいます~!」
鈴屋くんは皆に挨拶してるけど
私のほっぺをつついてる。
いつもこんなことしないのに!!
「什造おはよう。
今日はやけにゆりこと仲がいいんだな?」
ぎくり。
「そりゃそうですよ~!亜門サン。
だって僕とゆりこは…
もごっ!」
私は慌てて鈴屋くんの口をおさえる。
そんないきなりバラすなんて
恥ずかしいよ鈴屋くん!!!
「…付き合ってるのか?」
ぎくぎくっ。
「あ…、アキラちゃん…?」