第1章 とおせんぼう。
私は亜門さんが好きです。
亜門さんは上等捜査官、私は二等捜査官。
上司と部下の関係だけど
これから先、貴方の隣にいるのは
いつも私でありたい。
亜門さんと話すと顔が熱くなる
亜門さんが近くにいると意識してしまう。
これまで恋をしたこともない私の初めての感情。
私はこれを初恋だと信じたい。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、
いつも邪魔する存在がいる。
鈴屋什造くん二等捜査官。
私の同期です。
私が亜門さんの隣に座ろうとすると
割って入ってくるし、
二人っきりで話しをしようとすると
亜門さんをどこかに連れて行ってしまう…
なんでいつも邪魔するの?