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クルイプロジェクト

第2章 日常


「ユアー!今日開いてるよ!」
「やった!じゃあ行こ!」
「私もついて行こうっと。」

ユアと彩とセナの3人は、学園の中にある、とあるカフェに向かっていた。そこの店主はとても気まぐれなので、いつ開いてるのか、全くわからない。しかし、本を読める貴重なカフェの1つなのだ。

「こんにちはー」
「いらっしゃい。いつものでいいか?」
「はい!」

すでに5人ほどの客がいた。挨拶をして、「いつもの席」であるカウンター前に座る。いわゆる「常連さん」だ。ここの店主とも、長い―と言っても2ヶ月ぐらい―付き合いだ。気に入った人にしか笑顔を見せない。

「今日は何読む?」
「うーん…」
「私、前と同じやつ!まだ全部読んでなくて。」
「えぇと…あ!アオイさんがおすすめしてた小説がいいな。」
「わかった。今持ってくるから、ちょっと待ってろ。」

コトリ、と彩とセナの前にコーヒーを置いて、アオイさん(店主の名前)は奥に入っていった。ユアはまだ悩んでいる。本を手に出てきたアオイさんは、それを見て苦笑いしながら言った。

「昨日ちょうどキルドっていう新刊があるけど…読むか?」
「いいんですか!?」

キラキラと目を輝かせてユアは聞いた。あぁ、とアオイさんが言うと、やった!と小さく声をあげる。

「じゃあココアでも読んで待ってろ。」
「わぁ…ありがとうございます。…んーおいしっ」

それを聞いてにっ、と笑うと奥へ再び入っていく。出てきた時には、10冊ほどの本を持っていた。

「ほら。…結構面白かったぞ。」
「じゃあ、読ませていただきますね!」

こうして、カフェのカウンターで数時間を過ごした。
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