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Starlight kiss

第2章 the second verse +


浴衣の合わせをはだけさせて、胸元に手を滑らせる。

小さく洩れる声をもっと大きくさせたくて、舌を首筋から胸の頂上へと伝わせる。


帯の下から手が割って辿っていく。

背中に回る腕をもっとしがみつかせたくて、弱点をピンポイントで突く。


必死に抑える声、震える鼓動。
重ねた肌からそれが伝わってきて、体を離せない。

独占したくて、俺だけで埋め尽くしたくて、畳み掛けるように打ち付ける。


ふと目を開けてこちらを見つめる濡れた瞳が、瞬時に脳裏に焼き付いて離れない。

動くたびにふわりふわりと浮遊する香りが、鼻先をくぐって五感を痺れさせる。



絶対知らないと思うけど。
気付いてないと思うけど。
考えもしてないみたいだけど。

多分そっちが思ってる以上に、おまえのこと好きなんだよ。


口に出してなんて、絶対言わないけどな。
いい加減気付けとは思うよ(苦笑)




肝心なところで鈍い恋人に、伝わるようにキスをする。
唇を少し離して、見つめ合う。


ひかり 「・・・・翔くん。」

翔 「ん?」

ひかり 「もう一回、キスして。」



柔らかく届く声に、視線に、絡め取られる。
今夜はもう溺れてしまおう。




・・・・・・・ほら、な?


結構、重症(笑)









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