• テキストサイズ

ふたりのカタチ

第1章 初対面のカタチ


翔 「いつもお世話になっております。」


礼儀正しく折り目正しく挨拶をするのは、紛れもなく翔くんだ。
スーツをキチッと着こなして、お辞儀をしている。


あああ、本当に翔くんだ。


毅 「いや~、嵐の人気は相変わらずスゴイねぇ。この前のアルバムもまたオリコン1位なんだろ?あ、これうちの家内。どうしても嵐に挨拶したいって(笑)」


裕美の旦那さんが翔くんと喋ってる。


翔 「はじめまして。櫻井です。いつも垣内さんには本当にお世話になってまして。」

裕美 「はじめまして。子供も嵐さんの大ファンなんですよー(ニッコリ)」




目の前で展開される挨拶の連鎖。


うわー、裕美、翔くんと喋ってる!
普通に喋ってる!
すごい!!
さすがギョーカイ人の妻!!
緊張しないの?!
韓流ファンだから、翔くんとかなら平気で喋れるの?!


心の中は「!」と「?!」が溢れまくってるけど、顔はきっと能面みたいになってるな。私。




その場にいるエライさんにきちんと挨拶していく翔くん。

この人・・・・・本当にアイドル?
本当は普通の会社勤めの社会人なんじゃない?




そんなこと考えてたら。


目が合った。









/ 41ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp