第1章 ハロウィン!
<ユアside>
「じゃあ、キドが作ってくれたごちそう食べよー!」
『おいしそうですね!
私、食べられないのがすごく残念です!』
「これがハロウィンかぁ…。
この服はちょっと恥ずかしいけど、楽しいね!」
マリーちゃんも喜んでくれたみたいだし。
さすがハロウィンといったところ!
「おい、ちょっとカノ。こっち来い。」
「な、なに…?」
あ、カノがシンタローにさらわれた。
ま、いっかー。
そういえば、買い物の時のカノ、
ちょっとおかしかったような…。
「もぐもぐ…なんだろ?」
たべながら考えてみるが、全く分からない。
ん、もしかして、
カノがボクのことを好き、ってことは考えられないかな?
「……。………。…………。あはは!ないね!」
「何がだ?」
「なんでもないよー!
それにしても、キドの料理ってとってもおいしいよねー。」
キドが照れてる。
んー…。キドって…ツンデレ?
「…なんかすごいこと考えてるだろ!?」
「ん?何が?」
「…ツンデレとか思ってるだろ?」
「え?キドはどう見てもツンデレだよー。
ねーカノー……って連れ去られてたんだっけ。」
いつもみたいにカノに振って、
そういえば、いなかったんだっけーとつぶやく。
キドがちょっと不思議そうな顔をしていた。
「どうした?」
「ううん。ただ、カノに振れないと、
ちょっとさびしいなぁーって思ってねー。」
ーがちゃ
お、戻ってきた。
ちょうどいい。聞いてみよう。
「ねぇ、カノ!キドはツンデレだよねぇー?」
「は!?い、いきなり何!?」
真っ赤になってずざざっ!と後ろに引くカノ。
…やっぱ変だよ。熱でもあるのかな?
「カノ、熱あるのー?」
「なななななないよ!?大丈夫だから!」
近寄ると、その分後ろに引く。
…もしかして、
ボクのこと嫌いになっちゃったのかなぁ………。
「…ならいいんだけど。」
せっかくのハロウィンパーティーだし。
しょうがないから、ケーキでも食べてよっと…。