第3章 遅くなりました キドさんバースデー!!
ちょっと試してみよ―かなー。
「怖いの?」
中に入ってにやにやしながら聞く。
「べ、別にっ!怖くなんかない!!」
「じゃあ大丈夫だよねー」
何を掴もうとしたのか、
こっちに向かってきた手をよけて走った。
「たっのしーなー」
「まっまってカノ…!早い…!!」
「たのしーなー」
後ろから聞こえる慌てたような声をいったん無視。
走っている僕にはなぜか仕掛けはかからず、
ユアの方に集中した。
怖がらせる役の職員でさえも
ユアの方に向かっていったから不思議だ。
「もういいかな。」
声が聞こえなくなったのを確認して(悲鳴はなし)、
元の道へと戻り始める。
途中ですれ違ったお化けがグッ!と合図をしてきた。
いや、なんで…?あのチケット販売のお姉さんから
連絡でも着てたの…?