第1章 ハロウィン!
<カノside>
……今なんかすごい光景が見えたんだけど。
気の、せい…だよね?
「……あれ?どうしたの?」
そこでつい、部屋から出てしまった。
後でシンタローくん殺す…!!!
「…お、お前なぁ……!!」
「え!?なんかボクまちがったことした!?」
「こういうのは好きなやつにやれよ!!!」
「シンタローのこと、ボクは好きだけど?」
部屋から出たからといって、
声が聞こえなくなるわけではない。
どうやら、ユアは本当にただのお礼としてやったらしい。
……まぁ、ユアらしいっちゃぁ、ユアらしいけど。
「これは俺じゃなくて
カノからだって言おうとしてたのに
お前いきなり何すんだよ!?」
「えっ?そうだったのー?
じゃあ、初めから言ってくれればいいのに…。」
「だから、言おうとしたっつっただろ!!」
「そっかー。じゃあ、カノのとこ行って来よーっと。
カノはどこー?」
うわわわわ!!
やばいこっちくる!!!
とりあえず部屋に逃げてみたけど問題は解決してない。
むしろ、逃げ場がなくなった。
ーこんこんっ
「カノー?いるー?入るよー?」
「ままま待って!!」
ーがちゃ
待ってって言ったのにユアは入ってきた。
とりあえず、赤い顔を見られないように後ろを向く。
「カノー?なんで後ろ向いてるのー?」
「い、いや!なんとなくだよ!なんとなく!!」
「ふーん??」
ユアの顔をまともに見られないとか、
顔が真っ赤だから見せたくないとか言ってる場合じゃない!