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伊達メガネが好きなんです…

第5章 どうしよう…


「日吉とリンちゃんやないか。珍しい二人組やなぁ。」
「あ、忍足さん。今日は最初にミーティングがあるって跡部さんが言ってましたよ。早く用意してコートに来て下さい。」
「跡部、俺にはなんも教えてくれんからなぁ。わかった。
さっきからどうしたんや?リンちゃん。今日、元気ないんか?」
「いや、元気だよ!私、先に行って用意するね!」
今は、ちょっと侑士くんの顔を見るのは私には無理だ。
頑張るって日吉君に言ったけど頑張れるかなぁ…。
また、今日みたいに可愛い子が侑士くんに告白するかもしれないし…。どうしよ、不安。

「みんな集まったか。今からミーティングを始める。最近暑いが気を抜かない様に気合入れて練習しやがれ!以上だ!」
「ミーティングってこれだけかいな…。」
「おい!忍足!聞こえてるぞ!」
「はいはい、すまんな跡部。」
「さっそく練習に取り組め!」

みんな、それぞれ練習を始めた。
私は、球拾いをした。

あ、侑士くんと向日くんだ…。
今日もいい感じに試合してるなぁ~。
…私、いっつも侑士くんのことやっぱり、見てるよね。
でも、自分の気持ちよくわからないなぁ…。

「リンちゃん!!」
「えっ?」
"ドンッ"
私の頭に侑士くんが打ったボールが頭に当たってその場に倒れてしまった。
「おい!大丈夫か!!リンちゃん!」
「ゆ、侑士!これやばいんじゃねーの?田中、起き上がってねーじゃん…。」
「俺がとりあえず、保健室に連れて行くさかい、岳人は跡部に言うといて。」
「わかった。早く田中を連れて行ってやれよ!」
そんな会話を意識半分の中聞いていた。
あぁ、すごいクラクラする…。

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