第3章 俺と君は、曖昧で。01
金曜。今日は疲れた。
嫌な仕事が重なった。周りの仕事の尻拭い。
関連会社に電話を掛けまくり謝罪を伝えた。
メールを確認して書類の修正。俺の担当じゃないのに。
デスクの上にたまった自分の担当の仕事を山を見ない振りをして必死に働いた。
だから今日のカレーはシンプルなカレー。箱の裏の説明通り。
スパイスを混ぜ合わせてごちゃごちゃやる気分にもなれない。
多分持ってきたワインの大半は俺が飲んだ。
あんまり覚えてないけどキョーちゃんが飲みすぎだと忠告してくれてた。
きっと、本当に飲みすぎていたんだと思う。
珍しく少し頭が痛くなった。
起きているのが面倒でソファに寝転がる。
慣れきったこの場所でぼんやりと天井を見ていると煙草を吸い終わったキョーちゃんが俺の枕元にもたれ掛かってきた。