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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第12章 ●悪趣味の悩み



凛の胸元に唇を這わせ
陰部を指先で優しく刺激しつつも
そんなことを考えていると、
シャツを口から離した凛の
訝しげな目に見入られ、動きを止めた。


「……どうした?」

「どうした?って、
こっちが聞きたいんだけどね。」

凛の呆れたような声色を聞き、
少しばかり身体が強張る。


今まで女性を抱きながら
全く別のことを考えていたことなんて
数知れずあるが、それを悟られたことは
一度たりともなかったのに、
凛だけは違った。

それは、初めて凛を抱いた時と
余計なことを考えながら抱いている時に
きっとかなりの差があるからなんだろう……

と思うが、実際はどうなのか分からない。

ただ単に、
凛が敏感なだけなのかも知れないが、
いつもこうして指摘される度、
凛に対しての申し訳ない気持ちで
胸元が妙に痛ましく感じた。

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