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目に纏わる話

第2章 クールに行こう


人通りのほぼ無いであろう、路地に一つだけある107と書かれた扉。その中には、目を逸らしつつもクールに振舞おうとしている紫のパーカーを着ている少女と、それをやや睨むように見ている赤いジャージの少年。そしてその二人をおどおどとしながら見つめる緑のつなぎを着た少年がいた。

「…おいキド、もう一回言ってくれないか」
「だっだから、今日中に調べてくれと言ったんだ」




事の発端はシンタローが所属するメカクシ団の団長、キドがアジトに来るように言ったことが始まりだった。

シンタローがアジトに来るとセトが出迎え、キドが部屋で待ってると告げた。なんでも、セトとキド、シンタローの三人で任務をやるらしい。シンタローが主にやることは任務先の情報収集だから、今日もそのことだろうと思ったのだ。しかし任務の予定を聞いてシンタローが固まり、冒頭に至る。



「なんで任務当日の今日伝えるんだよ…」
「シ、シンタローさん!キドを責めないでほしいっす!任務の依頼自体が今日きたんっすよ」
「そ、そうだぞシンタロー。だからしかたがないというか、その…」

わたわたと話す二人を見てはぁっ、とため息をつくとキドの肩がビクリと震えた。もう怒ってないと伝えると、二人はホッとしたようだ。流石に今日依頼が来たんじゃしかたがないからな。


「それで、任務の内容は?」
「あぁ、それなんだがな…」

キドが任務内容を話すのに躊躇するなんて珍しい。不思議に思ってセトを見ると、彼も困ったとでもいうような表情だ。


「任務内容は………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………とある組織から吸血鬼を救ってほしい、だ」
「は、はぁぁぁあああああああ!?!?」

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