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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第39章 キセキの崩壊




全中地区予選緒戦、帝光は109対5でいきなりすごい点差で突破した



桃井
「(チームは、強くなった。メンバーは変わってないのにまるで別のチームのように
パスはなく、各々が勝手に点をとる。ただそれだけでも相手に蹂躙する。けれどそうして前以上に圧勝するようになってももう、誰も笑わない

無感動にこなしていく、勝利というノルマを、万に1つも負けない。このまま予選は圧倒的に勝ち続けるのだろう…あるいは、本戦も

テツくんも試合には出ている。けど、それはあくまで主力温存時の交代要員として。本人も自覚し、それでも与えられた時間は懸命にプレイする

彼の笑顔ももう、ずっと見ていない)」



試合終了後、紫原は控え室で「なんかさーつまんなくない~?試合」と本音を呟いた



青峰
「あぁ?相手弱すぎて張り合いねぇなんて今に始まったことじゃねーだろ」


黄瀬
「…けどまぁ最近は確かにそう思うかもしんないっスねー」


紫原
「しかもーなんだっけあれ…なんか5人ぐらいマシな人達…」


黄瀬
「無冠のナントカじゃないっスか?」


紫原
「あーそうそれーめんどくさい相手だったけど今年はもういないんでしょ?いよいよ楽勝すぎてやる気なんかでないしー」



彼の発言に緑間が黙っていると黄瀬は「うーん…あ、じゃあこんなのどースか?」と言ってから「次の試合誰が1番点とれるか勝負しねっスか?なんかテキトーなもん賭けて!」と笑いながら言った

その事に紫原は同意を見せなかったがお菓子でも良いと言われ悩み始め、青峰は「ヒマつぶしにはなんじゃね?」と言って同意したようだった



黄瀬
「緑間っちもどーっスか?」


緑間
「くだらん…わざわざそんなことをしなくても俺は3Pに人事を尽くすのみなのだよ」


赤司
「面白そうだね、どうせなら僕も乗ろうか」


黄瀬
「珍しいっスね赤司っちがこーゆー話に乗るなんて…言っといてアレだけどいーんスか?」


赤司
「かまわないよ。試合で勝てば文句はない…むしろ気が抜けてしまう方が考えものだ。それで少しでもやる気が出るなら奨励したいぐらいだ」






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