第39章 キセキの崩壊
その頃真田は監督室で自分の行いを振り返り、後悔をしていた
だから彼らの、赤司と紫原のやり取りを止めに、行けなかったのだろう
既に赤司は4回止められており、4-0で赤司が負けていた
黄瀬
「(高さと力はおよばなくても赤司っちなら速さと正確さで勝負できる。そう思ってたのに、まさかここまで一方的になるなんて…!!)」
緑間
「(信じられん…!だがそれ以上に…赤司は今までにあらゆる勝負で勝ってきた。練習中さえ…そうすべき時以外負けた姿は見たことがない
…だがこんのままでは、初めて赤司が、負ける…!)」
息を切らしている赤司に紫原は「…なーんだー、もっと苦戦するかと思ったけど…こんなもん?」と赤司に問い掛けたそして「正直ちょっと…とゆうかかなりガッカリかも~やっぱこの程度の人の言うこと聞くのは、ムリかな~…まーいっか、もうどーでも~」と言った
そして彼はドリブルを始め「これ決めたら俺の勝ちだね。約束通り、これからは俺の好きなようにするから~」と言って、それを聞いた赤司は目を見開いていた
赤司
「(俺が…赤司征十郎が、負ける…?ありえない…そんなこと、あってはならない…!!勝たなければならない。誰が相手でも、何があっても…でなければ
この世は勝利がすべてだ。勝者すべてが肯定され敗者はすべてが否定される)
すべてに勝つ僕は、すべて正しい」
そう言った彼はバッと前を向き、抜いたと見えた紫原のボールをカットしていた。その速さはとても素早く、見ていた彼らも圧倒させた
黄瀬
「ちょっ…今何が起きたんスか!?」
緑間
「…わからないのだよ…!!」
桃井
「赤司…くん?
(何か違う…今までの赤司くんじゃ…ない…)」
赤司
「少し調子に乗りすぎだ敦、あまり僕を怒らせるな。僕に逆らう奴は、親でも殺すぞ」
紫原
「…!?」