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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第39章 キセキの崩壊




その頃帝光バスケ部1軍では、紫原が「結局戻ってこなかったねー2人共」と話し始め、緑間はそれに「そうだな…」と返答した



黄瀬
「それと練習後のコー…監督のセリフ、練習に来ようが来まいが青峰っちは練習に出すって…青峰っちはそりゃ強いけどいいんスかねぶっちゃけ」


赤司
「監督の真意は分からないが、正直賛成しかねるな」


紫原
「そのことなんだけどさ~ねぇ赤ちーん…俺負けるの嫌いだし~だから今まで練習はちゃんと出るようにしてたんだけどさ~練習しなくても勝てるんなら俺だってしたくないんだよね~

峰ちんがいいなら…俺も練習やめよっかなーって」


赤司
「バカを言うな、そんなこと許せるはずがない」


紫原
「だってー負ける気がしないんだもん今俺ー。それに俺は今まで赤ちんの言うことだけは聞いてきたのはさぁ~赤ちんにだけは絶対勝てないと思ってたからなんだよねー

だけど最近だんだん、そーでもないかもって思ってきたんだよねー。俺より弱い人の言うこと、聞くのはやだなぁ」


赤司
「…なんだと」



さすがの赤司もこの言葉には頭にきたのか彼を睨み、ざわつく他の選手を他所に「今なんと言った?紫原」と彼に聞いた



紫原
「…だから~俺より弱い人の言うことは聞くのやだ。って」


桃井
「急に何言ってるのムッくん!冗談でしょ!?それでケンカなんてあとで監督に…」


赤司
「どけ桃井。聞き捨てならないな紫原、主将が必ずしも1番チームで強くある必要はないが、そこまでハッキリ歯向かわれては話は別だ

力ずくでなければならないのならそうするまでだ。自惚れるなよ」



そういった赤司は転がっていたボールを跳ねさせ、紫原に「1対1、5本先取だ」と宣戦布告をした

彼らの様子にまた選手達はざわついたが、それを見ずに赤司は「少しお灸をすえてやる」と言い、紫原は「どうなっても知らないよ、赤ち~ん」と彼を見下していた







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