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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第35章 完全無欠の模倣




黄瀬
「(…遅い!!なんとか追いついただけで体勢はバラバラ、スキだらけっスよ!!)」



火神を抜いた黄瀬はそのままダンクを決めようとしたが火神が後ろから止めようとして黄瀬に体をぶつけてしまった

その事に審判はフリースローをツーショットを言い渡し、観客は火神の行為をわざとやったのではないかとブーイングをあげ始めた



火神
「…ワリ」


黄瀬
「(ちがう…ワザとなんかじゃない…コイツは…ただ必死なだけ)」


火神
「適役だろーがなんだろーが知らねーよ、そんなもんあって負けるのが決まってんのは作り話の中だけだろーが。これは俺達の戦い(ドラマ)だ!筋書きは俺達が決める!!」



彼の発言に黄瀬はうっすら笑みを浮かべ、笠松は真面目な顔をして黒子は驚いたような表情をしていた

そんな火神のもとに日向がブルブルと笑いながら「…クサい!!セリフが!」と言って、火神は「え”!?」と声をあげた



黒子
「よくそんなクサいことを言えましたね」


火神
「テメーが言うな!!「僕は影だ」とかぬかしてただろうが!!」


伊月
「俺たちのドラマだ!!」


火神
「くり返すな!!」


木吉
「火神お前ドラマの脚本なんて書けたのかすげーな」


火神
「あんたは黙ってろ!!」



「いやだから…まわりなんて気にすることねーっつか…絶対勝って…その」と説明する火神に日向は「わーってるよみなまで言うな、おかげで肩の力も抜けた。あと残り3分…楽しんでこーぜ」と言った

日向のセリフに木吉「日向それ俺のセリフ…」と少しショックを受けていた



伊月
「とは言えヤバイ状況は変わってない。何か手をうたないと…」


黒子
「あの…今の火神くんのセリフで思いつきました。クサいセリフで」


火神
「もういいだろ!」


日向
「え?」


黒子
「今度こそ、完全無欠の模倣の突破口」








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