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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第35章 完全無欠の模倣



海常の反撃となったが誠凛の戻りは早く、ボールを持つ黄瀬目の前には黒子が立っていた



黄瀬
「黒子っち…
(どーゆーつもりっスか?バレバレっスよ今さら、後ろに火神っちがひかえてる
狙いはおそらく前にやった時と同じ、わざと抜かせて火神っちで止めてからのバックチップ。けどそもそもそれも1度破った)

…まさか、前とまったく同じなんてことないっスよね!?」


黒子
「…はい。前とは違います」



黒子を抜いた黄瀬の前には火神、後ろには黒子、右からは伊月が鷲の鉤爪でボールを狙っていた。その事に青峰は「テツはわざと抜かせて黄瀬は重心が右に残っちまってる。今から切り返すんじゃ遅すぎる」と的確に判断していた

タイミングが完璧なことに誠凛は喜んでいたが黄瀬はそこから黒子のパススキルの応用を使いノーモーションで高速スピンを使い笠松にパスを出した

笠松はシュートを放ったかと思いきや黄瀬へのパスで、木吉は反応できずにいた。だが黄瀬の後ろから火神がアリウープをブロックしようと跳んでいた。が、跳ね飛ばされてしまった



「よおおし!!」


黄瀬
「…何してこようがムダっスよ。今の俺は誰にも止められない!」


黒子
「…っ」


火神
「(強い――!!)」


葉山
「スッゲー今のでも止められないのかよ!?」


赤司
「…止められないだけならばいいがな」


葉山
「え?」


氷室
「誠凛は既に負の連鎖にはまりつつある。このままだと…」


「海常の追い上げ…みるみる1ケタ差だ!」


氷室
「海常に一気に飲み込まれるぞ」



観客は海常のことを応援しており、誠凛のベンチはその雰囲気に少し動揺を見せていた。伊月も同じく動揺しつつも日向へとパスを出したが森山はそのパスをスティールした

海常のカウンターへと変わり、やはり笠松は黄瀬にボールを回して、本日何回目かわからないエース対決となった

黄瀬はゴール付近で黒子のシュートである幻影のシュートモーションに入り、ボールを放った。そのボールは火神の手をすり抜け、黒子と火神を驚かせた







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