• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第20章 霧崎第一高校





「うおお決まったー!!」


「誠凛約10分ぶりの得点ー!!」


古橋
「まさか…!?(花宮が読み違えた!?)」


瀬戸
「(いや…読みは合っていたし実際ベストルートだったはずだ。そもそも味方の反応も変だ
なぜだ…!?
)」


花宮
「( パスを出した5番も受けた10番も完全に意表をつかれていた… ……!!まさか…)」


今吉
「……信じられへんわ。今の攻撃は今までと同じようでまったく別モンやで」


桜井
「…え?」


今吉
「今までの黒子の中継パスはあくまでチームプレイ、相手からしたら予想外のトリックプレイのようでも味方すれば練習でつくりあげた織り込み済みの攻撃パターンなんや

だが今のパスは攻撃パターンに織り込まれていなかった。味方にとっても知らされてなかったパスや
…つまり黒子は独断で、勝手にパスコースを変えた…!!
いくら花宮でも、いつくるか味方もわからんパスまで読むのは不可能や」


桜井
「…!!けど…そんなパスあはいつらなんで捕れるんですか!?」


青峰
「…テキトーだろ」


若松
「は!?」


青峰
「どーせ「ここで黒子がパスするかも」とか考えてる程度だ。けど毎日練習してりゃあテツの考え方も何となくわかるもんだ
…必要なのはリクツじゃねぇ。信頼だ」



そう語りながら青峰は黒子のことをじっと見ており、桃井はそんな青峰のことを見ていた
花宮は悔しいのか何なのか、歯ぎしりをして黒子を見ていた

黒子はその後もパスコースを変え続け、花宮からのスティールを防いだ
その事により点差は徐々に縮まっているものの、やはり日向の3Pが決まらないため攻撃力が足りなかった

そのために日向へとパスを出したものの、やはり外れてしまい、木吉はラフプレーを受けリバウンドを取ることができなかった



伊月
「(外がないから霧崎第一も中を重点的に守ってる。だからパスが通るようになっても波に乗りきれない…!!
やはり日向の3Pがないと…)」


花宮
「守るだの信頼だの…心底うざってぇ
(全部ぶちこわしてやらなきゃ気がすまねぇ。まずはお前だ木吉、その膝ぶっこわしてキレイ事言えなくしてやるよ)」



花宮の表情に霧崎第一の選手も悪寒を感じ、相田もそれを察知したのかタイムアウトを取った










/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp