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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第20章 霧崎第一高校





花宮
「ふはっ、去年できたばっかで桐皇に手も足も出せなかった奴らに?
ナメられたもんだ。むしろどうやったら負けるのか教えてほしいね」


青峰
「別に…ナメてるとかナメてないとかそーゆー話じゃねぇ、理由なんざねーよ
ただアンタはテツを怒らせた。そんだけだ」


花宮
「…へぇ」


青峰の言葉に花宮は口元で弧を描き、何かを企んでいるような表示を浮かばせていた

そんな花宮が控え室に戻りあれこれしているとすぐに第3Q開始の時間となり、まずは誠凛ボールからスタートした



桜井
「11番がボールを持った!!ってことは……!!」


若松
「出るぞ…消えるドライブ!」



「はいチェンジー」


山崎
「いてっ」


黒子
「!?」



先ほどの控え室での原と山崎との会話にはまだ続きがあり、ポジション交代した理由はその話からだった

そのことが黒子には予想外だったのか目を見開いて驚いていた。
その祭に原はインターバル中の山崎との会話を思い出していた




「アイツはボールを持つとミスディレクションは使えない…が、人間の眼には生理的に必ずやる動きがあるんだよ
つまり、まばたきだよん」



つまり原は黒子が並外れた観察眼でまばたきを予測し、した瞬間にドライブするというものだった
それを考えた彼はあえてまばたきのタイミングをずらせば良いと考え、黒子の前に立った

黒子はそんな彼に焦っているのか、何をしているのか分からないが中々動かずボールを持っていた



小金井
「…!?どうしたんだ黒子…!?早くドライブを…」


山崎
「(出したくても出せねーんだよ!!終わりだ!!)」



そんな2人を前にして黒子は、いつの間にか彼らのことを抜き去っていた
もちろん彼らには予想外のことで驚き、居なくなっていた彼が後ろに居たことで抜かされたのだと気づいた

そして黒子は真上にボールを投げて火神へとパスし、火神は彼を飛び越えてアリウープをしたが、少し黒子に呆れられていた



山崎
「そんな…お前のドライブは…まばたきと同時に抜くはずじゃ…?」


黒子
「え?そうなんですか?」



その後、黒子はフルタイムで使えないためにとメンバーチェンジを行った

その頃、霧崎第一でも寝ているメンバーが花宮によって起こされていた











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