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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第20章 霧崎第一高校





「第2Q終了です。これより10分のインターバルに入ります
その後、後半第3Qを開始します」



誠凛対霧崎第一の前半の試合が終了し、誠凛の5点リードで休憩へと突入した

そんな中霧崎第一の山崎は木吉のことを頑丈だと言っており、花宮は木吉の背中を見ながら歯ぎしりをしていた



山崎
「キゲン悪ーな花宮…」


古橋
「まぁ嫌いだからなアイツは、思い通りにならないことと、彼のようなタイプは…」


花宮
「!チッ…どけよ」


黒子
「……待って下さい。なんでそんな卑怯なやり方で戦うんですか
そうやってもし勝ったとしても…楽しいんですか」



チームメイトがそう話している中、花宮は黒子とぶつかってしまい無理やり退かした
黒子は花宮達のやっていることに疑問を持ったのか、去っていく花宮を止めて問いかけた

その様子を見ていた誠凛のメンバー、青峰は少々彼のわりに珍しくと、驚きながら見ていた



花宮
「………そんなわけ…ないだろ。でもこうでもしなきゃ……どうやって「キセキの世代」をはじめとする強豪に勝てるって言うんだ……!!
俺には約束があるんだ。どうしてもWCで優勝して………って、んなワケねぇだろバァカ。人の不幸はミツの味って言うだろ?

カン違いすんなよイイコちゃん俺は別に勝ちたいわけじゃない
つらい練習もがんばって努力してバスケに清酒かけた奴らが…歯ぎしりしながら負ける姿を見たいんだよ。楽しいかって?楽しいね!

去年のお前の先輩らなんて最高にケッサクだったわ」


伊月
「火神!」


花宮
「前半リードして気が大きくなってるのか知らねーが、あんなんで終わると思われちゃ心外だな
お前らが歯ぎしりすんのは……これからだぜ?」



火神が花宮の言い分が頭に来たのか殴りかかりに行きそうだったのをたまたま隣に居た伊月が止め、なんとか持ちこたえた

去っていく花宮を見ている黒子の顔は残念ながら見ることができなかった










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