第18章 幼馴染み
桃香ちゃんー・・・
確かそう呼ばれていた少女はだめかなぁ?と私を見た。
私は咄嗟に、
みゆき 「いいよ!私にできることなら」
って言ったんだ。
桃香 「ほんとー?やったぁ、嬉しい!じゃあ、みゆきちゃんよろしくね!」
今思えば、あの場で嫌、なんていえるはずがなかったんだ。
だって、そう言えば絶対、桃香ちゃんたちに嫌われるし。
本能的に、言わなきゃって思ったのかもしんないね。
それで、その日は雨が降った。
「最悪!雨じゃん!」
桃香 「平塚くん、大丈夫~?」
そう言って、桃香ちゃんはずぅっと悠斗の隣にいたんだっけ。