過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】
第65章 男か女か
あれは変態だっ!!
人の足を舐め上げるなんて、狂ってるとしか思えない。
しかも何だ!?
あの絶妙な舌使いはっ!
慣れてるのか!?
絶対慣れているだろっ!!
しかも色気が半端無く出ていて、自分も煽られてしまったので
スラックスの中がやや窮屈になってしまった・・・。
一応今この体は健全な男性体なので、勃起しても仕方ないのだ。
仕方ないのでナナシはトイレで一度処理したのだが・・・
熱が燻ったまま収まらず、やり場のない興奮状態に思わず
舌打ちした。
トボトボ廊下を歩いていると、
数人の兵士がコソコソ会話をしている声が聞こえ、
そちらへ足を向けるとゲルガー達がいた。
彼らは食堂の隅で何か計画を立てているようで、
ナナシは気配を殺し近づく。