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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第47章 『絶世の美女』と嫉妬







「モブリットは何の係なのだ?」


純粋にそう思って尋ねると、彼は赤くなりながら
「女性である分隊長の裸なんて見られません!」と
顔を手で覆ってしまった。


変人の巣窟である調査兵団にいると常識は狂うものだ・・・。


モブリットの反応が普通であって、
リヴァイとミケがハンジと一緒の風呂場に同席する方が
異常だった。

ナナシは心底、モブリットに申し訳無い事を聞いてしまったなと反省する。



お詫びにハンジの連行を手伝うと、
即席衣装ルーム&浴室でお掃除スタイルになったリヴァイと、
上半身裸になっているミケが待ち構えていた。

何の事情も関係性も知らなければミケの出で立ちを邪推するものだが、
ナナシは彼がハンジを襲う心配が無いからこそ
抜擢されたのだろうと推察出来るし、
上半身裸なのはハンジが暴れてお湯が掛かってしまうからなのだろうと
スルーする。


ツッコミどころ満載な二人にハンジを差し出すと、
モブリットは部屋から足早に去って行き、
ハンジはリヴァイ達に引き摺られるように浴室へ連れて行かれた。



ナナシも退室しようかと踵を返した所で、
メイク&衣装係のナナバとニファ、リーネがドレスの奥から顔を出し、
ナナシを呼び止める。





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