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③呪術廻戦〜脹相と恋人と絡み〜

第13章 密会〜五条家


私の頬に触れていた手が、わずかに止まっている。

脹相は、私の額にそっと自分の額を寄せた。

「……お前が離れているからなのか、余計に触れたくなる」

その声は、いつもよりずっと低かった。

「俺の恋人なのに、毎日そばにいることもできない。抱きしめたいときに抱きしめることも、眠るときに隣にいることもできない」

彼の指先が、私の頬を優しく撫でる。

「……お前が俺のものだと、実感したいんだ」

少し間を置いて、彼は目を伏せた。

「……俺の、恋人なのに」

その言葉が、どうしようもなく愛おしかった。
私はそっと手を伸ばし、彼の頬に触れた。

「ねえ、脹相」
「……何だ」

「私も、脹相が恋人だって実感したいよ」
彼が顔を上げる。

「会えない間も、ずっと脹相のことを考えてる。こうして会えたら、もっと一緒にいたいって思う」

私は彼の首に腕を回した。

「だから……今日は、いっぱい甘えていいよ」

脹相はしばらく私を見つめていた。
やがて、確かめるように尋ねる。

「……本当に、いいのか」

「うん」

「…触れてもいいのか?」

「え?」

「お前に触れたい」

「……」

そう言われて一気に顔が赤くなる。

「い、いよ」

「本当に?」

「うん…」

合わせないようにしていた視線が脹相に合わされ、物欲しそうな顔で脹相を見上げると、脹相はグッと力が入った。
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